WORKERS ワーカーズ Officer Trousers, Regular Fit, Type 2, Cotton Serge [WKS1085]
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WORKERS (ワーカーズ) | ||
WORKERS(ワーカーズ)は岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアメーカー。
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めています。
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Officer Trousers,Regular Fit, Type 2,Cotton Serge | |||||||||
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他のカラーの画像を使用して解説している箇所があります。
予めご了承ください。
素材コットンサージはWORKERS オリジナル。
タテ糸にワタで混ぜたグレー(トップ糸)、ヨコ糸に濃いブラウン。
微妙にブラウンがかったグレーはめったに見かけない色合い。
トップ糸、ウールではよく使われる染色方法なので、綿であってもウール「風」に見えます。
私はこのウール風に見える綿が大好き。
でも、トップ糸は単価が高い!なので、生地屋さんでも中々自社企画には使ってもらえないのですが、たまたま近所の生地屋さんで作っている。
それをそのまま使うのではなく、緯糸(ヨコ糸)を生地屋さんオリジナルの真っ黒からブラウンに変更。
さらに、織りの方向も生地屋さんは右綾で少しカジュアル目に見えるように織っているところ、WORKERSは左綾にしてフラット・ドレス風の見た目に。
せっかく別注するならば・・・と規格を変えてみて。
同じ経糸(タテ糸)でも、綾を変えればどう雰囲気が変わるか?
「こうなるだろう」という予測半分、「どうなるんだろう?」という楽しさ半分。
やはり、WORKERSのものつくりは趣味ですね。
WORKERS オフィシャルサイト抜粋 | ||
どこも窮屈でない、股上は浅すぎない。「ザ中庸」なシルエット。
コインポケットがサンプルはちょっと小さすぎました。
縫い代がポケットに当たるので安全策を取ったら小さすぎました。
機能性は正直あるような・ないようなですが、デザイン的にもう少し広くないと収まりが悪い。
量産ではもう1センチ程度巾が広くなります。
WORKERS オフィシャルサイト抜粋 | ||
フロントボタンフライ。
WORKERSはかたくなにボタンフライ大好きです。
さらに・・・ヒヨク止めステッチ入り。
これもクラシックなトラウザーズの仕様で、初めて古着のチノパンを見たとき「ステッチがあるのに、なんで表に見えないだ!!!!!」と頭が混乱したのが懐かしい。
見返しだけに止めています。
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ここがビンテージと違う部分。
中のヒヨク・見返しをそいでボタンホール部分が「ヒヨク・身頃」の二枚物になってます。
だから、WORKERSのチノパンはホール部分が薄くできていてボタンを開け閉めしやすい。
でも、そのままだと削いだパーツに指が当たるので、先ほどと同じ「表には貫通しないステッチ」で止めています。
ここだけはビンテージではなく、自分で考えて、発明とまではいきませんが工夫した仕様なので何回見ても誇らしい。
今なら簡単に思いつきますが、20年近く前はやはりまだ自分でも「腰裏」とか「チノパン」の仕様はジーンズほど理解が出来ていませんでした。
そこで、何回も自分で縫うことで理解を深め、考え付いた仕様です。
皆、真似してください。
絶対、この方がボタンホール部分の厚みが出ないで綺麗にできます。
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ここはビンテージで見つけて真似するようになった、「小股」のダブルステッチ。
チノパンはここにステッチ無しが多いのですが、何本も見ているうちに入ってるものも見つけました。
入った方が強度的には絶対強い。
でも、「原理主義」的に「古着でないんだから入れたら偽物だ!!!」ぐらいに若いときは思っていました。
が、入ってるのを見つけましたし、ミルスペックをよく読むと、「トラウザーズが得意な工場」でも「ワークウェアが得意な工場」でも、どちらでも作れるよう仕様にもある程度の柔軟性があるのがわかってきました。
そこで、小股部分のステッチを今は入れるようにしています。
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斜め切り替えポケット。
角度がついているので手が入れやすい。
弱点はコインポケットの入る場所が非常に狭い。
パターン、特に小さいサイズを作るときは毎回四苦八苦します。
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もともとのネームを見て、それを真似て作りました。
Search Lightさんに朝から並んで買いに行ったオリジナル。
仕様が普通のチノパンとは違って手に入って嬉しかった。
そんな事を思い出すネームです。
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ダーツが半身二本。
絞りが分散されているのでヒップの丸みがとてもきれいに出ています。
人間の体はヒップ〜ウェストにかけて、タテに大した距離は無いのにものすごくグルリの寸法が変化します。
ここをどうやって処理するか・・・がパンツの勘所。
ジーンズはダーツは使わないで「シュリンクトゥフィット」で解決していました。
シュリンクトゥフィットが無くなってからは正直、ジーンズはダーツの無い型紙だと独特の窮屈さがありました。
ダーツ分量をヨークに振り分ける方法もあり、自分でも形にしてみましたが、それはそれで「クラシックなジーンズらしさ」からはかけ離れる。
今では、ストレッチ生地があるのでダーツ分量が無いジーンズでもある程度楽に、着心地よくはけるようになっています。
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軍パンは、ダーツがあるものもありますが無いもの、例えばベーカーなどはウェストを大きめに作って調整ボタンで閉めることでダーツの代わりにしたり。
調整バックルも同じ考え方です。
股上を深くして対応しているものもあります。
ウェストに対してワタリを出す。
このヨコ方向に思いっきり出した分、股上が深くなっている・・・という考え方です。
で、今回のチノパンはダーツ、それも複数本使って分散させてヒップの丸みを出しています。
トラウザーズでフロントにタックがある、あれもヒップ周りの横方向を出してゆとりを持たせ、体が動いた時に突っ張らない。
とこのように、調整ボタン、バックル、タック、ダーツ。
色々な方法はありますが、どれも人間の体の「デコボコ」を処理しつつ、体が動いた時に突っ張らないよう、必要なゆとりを出そうという考えのもとに工夫されてきた痕跡です。
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後ろ中心ループオフセット。
厚みがあるのでカンドメがうまく打てなかった時代に考えられた仕様。
今では打つこともできますが、私はあまり厚みがある仕様はそこが当たって着心地が悪くなるので、薄くなるオフセット仕様を採用。
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細い玉縁に左身頃側ボタン。
Greigeはあえて配色のカンヌキ+ボタンにしてみました。
古いオーダー物のコートで「なんでこんな変わった色でカンドメとホール?」というものを見たことがあり。
それはそれで、独特な立体感というか、可愛さがあったので真似てみました。
サージも裏がブラウン系なので、その色を拾ってあえてブラウン系ステッチ。
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フラッシャーには「Double Needle Construction」。
脇と内またのダブルステッチを明示。
これ、本当にミルスペックにもそのままの文言で書いてあります。
工場のミシンが「シングルニードル」と「ダブルニードル」で分かれるので、どちらで縫っても良いと作り方が二通り書いてあります。
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これがダブルニードル。
裏はチェーンステッチ。
ダブルニードルのチェーンではない、いわゆる「平ミシン」の縫い目形状のミシンもあります。
カバーオールのポケット付けなどでよく使われます。
が、二枚の布をはぎ合わせる工程はこのチェーンステッチのダブルニードル。
ミシンの形状が筒状を縫いやすくなっていること。
内またのような長い距離を縫う時に糸が無くなってステッチが途切れるのを防ぐため、下糸をボビンという小さい金属に巻く必要が無いチェーンステッチ。
糸は、数千メートル分、管に巻いた状態でそのまま使えます。
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