地海空 chi-ca-cuチカク 育てるSweat スウェット [chicacu-1]
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地海空 chi-ca-cu (チカク) | ||
「あなたの手で育てていくモノ」
育てるとは「一緒に過ごす時間」のこと。
一緒の時間を過ごしていく事によって、自分にとって魅力的な存在になっていくモノなんだと信じています。
アパレル業界にも「ヴィンテージ」という表現があります。
ヴィンテージとは、年代物で古いから良いと評価されているのではなく、当時の技術と素材で創り上げられたモノが、今もまだ魅力的で最良の品質として存在していることが評価されていると感じています。
つまり、自分が育てたモノの魅力は結果論であり、強制的に表現させていくことではなく、「どう一緒に過ごしたか」だと思うのです。
今もヴィンテージとして存在するモノには、一緒に過ごし続けられた理由があるはずです。
生地や縫製の良質さ、そして自分のライフスタイルに合っていたこと。
つまり、あなただけのヴィンテージを創る楽しみが、「育てる」ということだと信じています。
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育てる Sweat
優しい着心地 と 優しい肌触り
育てる Sweat |
地海空 chi-ca-cu (チカク)の代表作、育てるSweatになります。
ヴィンテージスウェットを研究し製作された優しい着心地のスウェットになります。
着込んでいくことで肌に優しく馴染み、ヴィンテージスウェットのような風合いに育っていきます。
「自分だけのヴィンテージスウェットを創り込んで欲しい。」という思いが詰まったスウェットシャツです。 |
50年代のスウェットシャツ |
「育てるスウェット」は50年代のスウェットシャツをモチーフに製作しています。
所有しているヴィンテージスウェットを研究し、職人さんと協力をして再現をされています。 |
以前のブログで思いを記しておりますが、私が普段着で最も魅了されたのがヴィンテージスウェットです。
化学・合成繊維が一般的な材料となる前までは、綿などの天然繊維が主流でした。
当時は全ての工程が効率的とは言えず、ゆっくと時間をかけて一つ一つ丁寧に創り込むことが精一杯の技術だったと想像しています。
その時代だからこそ、優しい手触り、肌触り、そして、優しい着心地の衣類が産まれ、70年経った今でもヴィンテージとして愛され続けていると感じています。
その当時のことをイメージしながら、職人さんと話し合い再現しました。
地海空 chi-ca-cu (チカク) オフィシャルサイト抜粋 | ||
吊り編み |
スウェットに使われている生地は和歌山県の現存する約100年前の吊り編み機で生産されています。
空気を含むようにゆっくりと編まれた生地は優しい肌触りで、まるで包み込まれるような着心地に仕上がるのが特徴です。
1時間に1m程度しか生地を編むことができないので、量産や効率化という時代の流れで淘汰されていきました。
希少な吊り編み機を使用して作られたスウェットシャツです。 |
吊り編み製法とは、糸を人や機械の力で編んでいくのではなく、編み機の上から自然の重力でゆっくり落としていき、筒状に編まれていくモノです。
この機械を「吊り編み機」と言います。
自然の重力で編まれていく為、生地には空気が含まれてフワフワの優しい肌触りになっていくという事が分かりました。
自然の重力に任せるため、1時間に1mしか編むことが出来ないそうです。
なるほど!!これで、なぜ生地が優しいのか分かってきました。
ちなみに、60’s後半には量産、効率を最優先する時代に突入し、この吊り編み機が姿を消していったそうです。
そんな中、日本の和歌山県には吊り編み機を扱う工場が奇跡的に残っていて、今では価値ある工場として存在している事も教わりました。
世界的にも大注目の伝統だと感じています。
地海空 chi-ca-cu (チカク) オフィシャルサイト抜粋 | ||
丸胴 |
育てるスウェットは脇に縫い目がない丸胴仕様になります。
ヴィンテージスウェットにも多く見られる仕様です。
縫い目がないので着用時に縫製部分が擦れたり、伸縮を阻害することはありません。
着心地が良いスウェットシャツです。 |
裏起毛 |
「育てるスウェット」は裏起毛のスウェットシャツになります。
綿がしっかりと詰まっていますので固そうに見えますが、とても柔らかく肌触りが良い生地感です。
ふわふわとしており保温性も高いのが特徴です。 |
「裏起毛」って秋冬モノでは定番ですよね。
私、この裏起毛がどうやって出来ているのか分からずにいたので、これも職人さんから教わりました。
裏起毛は、吊り編み機によって優しく編まれた生地の裏面には、細かなループ状の集まりになっています。
このループ状から手を加えずに出来た生地裏面を「裏毛」と言います。
その裏毛を、針布(ちょっと大げさですが、剣山のように針が付いた布)で裏毛をひっかき、毛羽立たせていくのです。
なろほど!!同じ生地から裏毛、裏起毛が出来上がっていたんですね。
こうして毛羽立たせることによって、着用したときに空気を含み、温かさを保つんですね。
ダウンジャケットの羽毛と同じイメージですね。
地海空 chi-ca-cu (チカク) オフィシャルサイト抜粋 | ||
セットインスリーブ |
袖はセットインスリーブ仕様です。
肩から脇にかけてほぼ直線に縫製されています。
肩や腕周りがややゆったりとしている印象です。 |
バインダーネック |
ネックはバインダーネック仕様です。
伸縮性に優れた丈夫なネックになります。 |
コットン100%のリブを首回りに挟み込んだバインダーネック。
そして、リブをV字カットしてはめ込むことによって、首周りの伸縮性と着心地に優れています。
そして、ヨレヨレになることを防ぎ丈夫です。
地海空 chi-ca-cu (チカク) オフィシャルサイト抜粋 | ||
Vガゼット |
前身頃の首元にはVガゼットが付きます。
Vガゼットは伸び防止と汗止めの役割があったヴィンテージディティールです。
40年代〜60年代頃のスウェットシャツに見られた仕様になります。
三角形の生地を上から貼り付けた「貼り付けタイプのVガゼット」と、生地をはめ込んで縫製している「はめ込みタイプのVガゼット」がありますが、Vガゼットの中でも古い年代に見られた「はめ込みタイプのVガゼット」を再現しています。
細かい部分にも拘りを感じます。 |
この「Vガゼット」についても、「これぞヴィンテージ!」と優越感に浸っていた自分がいましたが、職人さんから話を聞くと当時の方にリスペクトしかありません。
この「ガゼット」とは袋などの仕様となる「マチ」のことで、首周りの伸縮性を考え、脱着のしやすさを考えられた仕様のようです。
そして、ガゼットがあることによって、首元が伸びてだらしなくのを防ぐ効果もあったそうです。
この「Vガゼット」の有無と簡単にいうけれど、ガゼット有無がどれだけ価値のあるものなのか。。。
それは、職人さんから話を聞いて震えました。
まず、首回りの素材は同じ綿ですが、生地自体が異なるため、もちろん伸縮性も異なります。
この異なるものをバランスよく、波打たないように縫っていく事がどれだけ大変なにか。
話を聞くだけ難易度の高い技術だと感じました。
さらに、「Vガゼット」仕様になると、丸胴生地の首元を三角にカットして、そこに三角にカットしたリブをはめ込みます。
そして、そこに首周りを縫っていく。
言葉で説明を受けただけですが、この工程を何千枚と創り込んでいくことを想像すると、相当手が込んでいます。
これらは「どうしたら良くなるか?」と考え抜き、そこに手間を惜しまずに挑戦してくれた人々がいたことの事実。
そう考えると、「このVガゼットかっこいいよね!」のひと言で終わらせることはできないです。
このことを教わってから、「Vガゼット」をみると、当時の職人さんにリスペクト、そして感謝の思いを持ってしまいます。
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ねじれ |
地海空のスウェットは着用と洗濯を繰り返すことでヴィンテージのスウェットに見られるような多少のねじれが生じます。
極端なねじれは生じませんが、糸の質や着用の仕方、洗濯方法や生産時のテンションの掛かり具合などでねじれに個体差が出ます。
古い年代のヴィンテージスウェットのような風合いに育っていきます。 |
リブ |
リブは縫い目のない小丸編みで編まれています。
縫い目のない筒状のリブは50年代以前のヴィンテージスウェットに見られたディティールです。
ヴィンテージを踏襲した、タフで伸縮性があるリブを採用しています。 |
小丸編みって聞きなれない言葉ですよね。
私は初めて知りました。
リブに縫い目がなく、筒状になっているのです。
縫い目が途中で止められています。
こうすることによって、手首回りや腰回りのリブに「ゴリゴリ」っとした縫い目の重なりがないんです。
なるほど!!確かに、縫い目があるとテーブルや椅子に当たって、手首に違和感があったり、その部分だけ痛んできますよね。
筒状のリブによって、ストレスがなくなるんですね。
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長い袖リブ |
袖は長いリブになっています。
袖の長いリブもヴィンテージスウェットに見られるディティールの1つです。
長い袖リブが誕生した時代は化学繊維が開発されていない時代で、洋服は主に綿素材で作られていました。
リブには伸縮性が求められますが、綿素材は伸びにくい性質があり、特殊な編み方を駆使してもリブに十分な伸縮性を保たせることが困難でした。
そこで特殊な編み方をした長いリブを採用することで伸縮性の問題を解決したと言われています。
そのままでも着用しても格好良いですが、折り返して着用しても格好良いです。
古き良きヴィンテージディティールです。 |
4本針フラットシーマ |
主要な縫製部分は4本針フラットシーマで縫製されています。
ヴィンテージを踏襲した縫製仕様です。
綺麗に縫製されています。 |
肌に当たる面を最小限にするために、縫い目を平らにしてあるんです。
40’sまでは縫い目が重なる所が盛り上がってしまい、肌にゴリゴリ当たってしまう縫製方法しかなかったそうです。
そこで、このストレスを軽減させようと開発されたのが、この平らに縫う製法。
主に肌着に使われていたそうです。
平らな(フラット)、縫い目(シーム)でフラットシーマと言えばヴィンテージスウェットのポイントですが、こうした理由があったとは知りませんでした。
尚、50’sはチェーンステッチ仕様のフラットロックという縫製だそうです。
このフラットロックはチェーンステッチ縫製で、チェーンだけに失敗すると解くことが出来ないそうです。
まさに真剣勝負です。
本当にすごいです。そして、なるほど!!です。
ちなみに、この縫製の糸もリブも綿100%なんです。
糸やリブも同じ綿だと、同じように伸縮があり、違和感なく経年変化していくので、育てていく楽しみがありますよね。
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ネックと肩のステッチ |
バインダーネックと肩のステッチ位置をずらして縫製しています。
ステッチ位置がずれることで首周りの肌に触れるストレスを最小限に抑えています。
着心地を重視した仕様です。 |
一般的なスウェットは肩から首にかけて一直線に縫い込んでいる為、生地とリブと糸が重なった所がどうしても肉厚で硬くなってしまいます。
その重なりを防ぐ縫製になっています。
優しい着心地を考えた職人さんの真心が詰まっています。
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ブランドタグ |
腰裏にはブランドタグがつきます。
ブランドタグはコットン素材でロゴはレーヨンで作られています。
サイズ表記はお洗濯とともに擦れていきます。 |
身長 167cm 体重 62kg 着用サイズ 38 | |||||||||
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身長 167cm 体重 62kg 着用サイズ 40 | |||||||||
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身長 167cm 体重 62kg 着用サイズ 42 | |||||||||
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お洗濯での縮みについて | |||||||||
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納品前に洗濯&乾燥までを行い、綿生地が「ギュッ」と詰まった状態でお届けしております。
その為、お客様が地海空の服を初めて洗濯していただくと「ギュッ」と詰まった綿生地がほぐれるイメージです。
この「ほぐれる」を伸びるではなく「馴染む」と表現しました。
この馴染んだ生地も洗濯する毎に「ギュッ」とまた詰まります。
縮むのではなく生地が「ギュッ」と詰まるのです。
地海空 chi-ca-cu (チカク) オフィシャルサイト抜粋 | ||
この着用して「馴染む」、洗濯して「詰まる」を繰り返していくにつれて、服が身体に馴染んでいきます。
特に肩まわり、胸まわり、首まわりが身体の動きに合わせて馴染んでいき、ヴィンテージのような「やれ感」として雰囲気良く育っていきます。
そして、あなただけのヴィンテージとなってくれます。
是非、愉しんで体感していただけると幸いです。
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