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（※沖縄・離島を除く）

TCB jeans

（TCBジーンズ）

デニムの聖地、岡山県倉敷市児島にあるジーンズの縫製工場の自社ブランド「TCB Jeans」 。

ジーンズ好きが集まって日々作られる製品たち、シンプルな中に細部にまで行き届いた見応えのあるディテールから、知識や縫製などの技術力の高さが伺えます。

着用と洗濯を繰り返して生まれるヴィンテージのような風合い。

自分だけの一着に育っていく過程が楽しめるのも魅力です。

製品の魅力を最大限引き出すモノ作りは圧巻です。

TCB 30`s Jacket

Aging Model

TCB jeansを代表するデニムジャケット『TCB 30's Jacket』のエイジングモデルです。

こちらはTCB jeansさんにご協力頂き実現したQurious別注アイテムになります。

使用されている画像の一部にサンプルの画像が使われております。

サンプルは革パッチが付いていませんが、お届けする商品には革パッチが付きます。

メイキング

TCB jeansの井上さんからメイキングの写真が届きました。

加工はWHOVALで勤務しております、Hemlockの福井さんが主導となって行っています。

メイキングのデニムジャケットは少し濃く見えますが、加工後に何度か洗いをかけているそうです。

100％-5-5-10-15-20-3-7-5=BEST30%という物作り

TCBが所有している1st JKを参考に夜はHEMLOCK、昼はWHOVALでジーンズのUSED加工の職人という２刀流の顔を持つTatsuya Fukuiに依頼して作成。

通常、加工デニムを作る時は縮まないサンフォされた生地を使い、糸切れしづらい綿糸とスパンの混紡のコア糸を使うことが多いですが、今回は通常のTCBのJK同様に生機デニムに綿糸を採用する事によって迫力の有るパッカリングが生まれました。

縮まない生地、化学繊維の入った糸では絶対に得れない表情だと思います。

ただし、今回の表情優先で選んだ糸故に、加工工程を踏むと綿糸は耐えれないので洗い後に１枚づつ目視で確認してグレーの糸で補強することによって耐久性には問題ない状態で、理想の色のJKを気にせず着用して頂けるようになっております。

TCB jeans 井上さんから頂いたメールより抜粋

私が福ちゃんにオーダーした事は一つです。

３０％色が残ったGジャンを作成しようと思った時に、生デニムを100と設定した時にコストと時間を優先するあまり、100-70=30%の色目のGジャンを作るという作りが多いのかもしれません。

ですが、リアルに着用されたVintageを想像して欲しいのですが、いきなりあの素晴らしい色になった訳では無く沢山の着用や洗いによって積み重なった物だといつも思ってます。

なので

• OWして立体的になった物を更に加工する事により立体的にする　-5％
• ブラスト　-5%
• シェービング　-10%
• 塩素拭き　-15%
• 水を極限まで少なくした洗い　-20%
• ブリーチで色目を調整　-3%
• 塩素でポイントを作る　-7%
• OD　黄ベージュ　-5%

100％-5-5-10-15-20-3-7-5=BEST30%

という工程を経てリアルな表情が生まれたんでは無いでしょうか。

TCB jeans 井上さんから頂いたメールより抜粋

実際に穿く時同様、穿いて汚れて洗って乾かしてというサイクルを何回も作るのが大事だったと思います。

普段TCBでは加工物をやらないので敢えて面倒な事をお願いしたかもしれません。

自社縫製工場を持つTCBと洗い工場で働くTatsuyaとじゃないと作れないと自負してます。

育てるデニムとはまた別のコンセプトですがキュリアスチームからの打診が無いと動かないプロジェクトでした。

私自身も楽しめたので感謝を申し上げます。

是非手に取ってみて頂きたいと思います。

TCB jeans 井上さんから頂いたメールより抜粋

12.5oz デニム

素材はメンフィス綿100％。

TCBジーンズが綿から拘り製作した12,5オンスのデニム生地です。

生地は20'sPTとセットアップで着て貰える様同じ生地を使用してます。

綿から別注したタテヨコ8番の12.5oz。

染色もこの時代の特徴の青みの強いインディゴです。

TCB jeans カタログ抜粋

ファースト

デザインベースになったのはヴィンテージデニムジャケットの王様とも呼ばれています、デニムジャケット。

30年代から50年代前半頃まで作られていました。

左胸のポケット、フロントプリーツ、シンチバック、短めの着丈でボックスシルエットが特徴です。

TCB jeansの30'sジャケットもヴィンテージのディティールを踏襲しながら現代的なシルエットに仕上げています。

胸ポケット

胸ポケットはフラップポケットです。

ポケットの端には1stの特徴でもあるタブが付きます。

通常の30's Jacketのタブは赤タブとなりますが、加工を施したことで白く色が抜けています。

リベット

ポケット縫いから糸を切らずにフラップ縫いに移っています。

ポケット口はリベットで補強され、2本針ミシンで縫製されています。

角にはおにぎりのような独特のステッチが入ります。

ヴィンテージを踏襲した縫製です。

細かい所まで再現されています。

ボタン

ボタンはヴィンテージから型を起こした「TWO CAT BRAND」の刻印が入ったオリジナルボタンを採用しています。

ボタンは鉄製のボタンになり、初めから全て錆びが生じています。

それに伴いボタンの上蓋が少し回る場合がありますが、使用に問題はありませんので製品の特性としてご了承ください。

ボタンホール

ボタンホールにも錆が付きます。

ヴィンテージのような雰囲気です。

製品の特性になりますのでご了承ください。

バックル

シンチバック仕様です。

二本針のバックルになります。

二本針のバックルはソファーや椅子などを傷つけると不評だったそうで、戦後のモデルからは針無しになっていったそうです。

バックルも鉄製になります。

バックルの針は概ね始めから刺さっています。

製品の特性としてご了承ください。

サイズ40から上のサイズはTバック仕様になります。

ヴィンテージではサイズ44や46くらいからこの仕様になっているようです。

体格の良い方に向けて作られた仕様です。

３４〜３８サイズが下の画像のような縫製です。

サイズによって仕様が変わります。

細かい部分まで再現しています。

巻き縫い

巻き縫いを多用して作られています。

アームホールは巻き縫いによって縫製。

アームホールの巻き縫いは難しく、製造工程に中でも関門といえる箇所だそうです。

プリーツ

フロントには1stの特徴でもあるプリーツが付きます。

ミミ

前立ての裏はミミを使っています。

こちらもヴィンテージを踏襲した作りです。

生地は20'sのデニムを再現した生地を使用していますので白ミミ仕様です。

袖

30'sの袖口の縫製は、チェーンではなく平ミシンで裏は落としながら縫製しているそうです。

また、1stと2ndでカフスボタンの位置が変わります。

ヴィンテージを踏襲した作りです。

細かい所まで拘られています。

カフスの裏は加工の都合上、他の部分と比べ色が濃くなります。

製品の特性としてご了承ください。

革パッチ

革パッチは30's Jacket同様のカントリーCATのラベルが付きます。

レザーは鹿革です。

革パッチも着用と洗濯を繰り返すことでヴィンテージのような風合いに経年変化していきます。

縫製のほつれ

TCB jeansの製品はヴィンテージ同様に綿糸で縫製されていますので、加工により綿糸が切れている箇所がございます。

糸が切れている部分は、糸が切れている雰囲気を損なわないようグレーの糸で上からリペアを施しています。

長くご愛用頂けるようTCB jeansの職人さんが一つ一つチェックをし仕上げています。

下の画像は、通常の30's Jacketのサイズ38の上に、加工モデルのサイズ40を重ねた画像になります。

ほぼ同じ大きさになっていることが分かります。

通常のモデルよりもワンサイズくらい小さくなっています。

サイズ選びの参考になさってみてください。

サイズの測り方はこちら。