1873年、倉田雲平が久留米市米屋町で始めた「つちやたび店」がMOONSTAR(ムーンスター)の始まりです。
はじめは夫婦で力を合わせて足袋を仕立てていましたが、1894年にドイツ製のミシンを採用したことにより家内工業から工場生産へと拡大。
1920年に地下足袋の研究を開始し、2年後には生産スタート。
そして1925年にスニーカーやゴム長靴を開発し、本格的にシューズメーカーとしての歴史が始まりました。 |
輸出量が増加しつつあった1928年には、世界中どこでも通用するマークとして“月と星(ムーンスター)”印を使用。
その後、つちやたび株式会社、日華護謨工業株式会社、日華ゴム株式会社、月星ゴム株式会社、月星化成株式会社を経て、株式会社ムーンスターが社名となりました。 |
“足袋王”の異名をもつ倉田雲平が掲げた「つちやたび店」の看板の“御誂向御好次第(おあつらえむきおこのみしだい)”の言葉。
“一人ひとりのお客様に最適な靴をつくる”という想いは、長い歴史のなかで社名が変わったとしても、まったく変わることがありません。 |
そして2013年、140周年を迎えたムーンスター。
ゴムの精錬、裁断や縫製に携わる職人だけでなく、工場で使用する靴型や機械にいたるまで、あらゆるものを社内でつくることができる職人集団として成長を続けています。
積み重ねてきた技と受け継いできた志、履きものの歴史を紡いできた誇りは、今も脈々と息づいているのです。 |
Quriousで展開するスニーカーはMOONSTARの中でもバルカナイズ製法で生産されるMADE IN KURUMEのライン。 |
生ゴムに硫黄を加え、熱反応させることで弾性や強度のあるゴムに変化させる化学反応を利用した靴の製法の一つです。
底とアッパーの結合が強く丈夫で壊れにくい、接着と成型を同時に行うため形くずれしにくい等のメリットがある反面、人の手がかかり過ぎるため、生産性が低く、現在、国内でのこの製法ができる工場は少なくなってきています。 |
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