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（※沖縄・離島を除く）

TCB jeans

（TCBジーンズ）

デニムの聖地、岡山県倉敷市児島にあるジーンズの縫製工場の自社ブランド「TCB Jeans」 。

ジーンズ好きが集まって日々作られる製品たち、シンプルな中に細部にまで行き届いた見応えのあるディテールから、知識や縫製などの技術力の高さが伺えます。

着用と洗濯を繰り返して生まれるヴィンテージのような風合い。

自分だけの一着に育っていく過程が楽しめるのも魅力です。

製品の魅力を最大限引き出すモノ作りは圧巻です。

20's Jacket

TCB jeansの20's Jacketです。

1920年代の1stタイプをベースに製作しています。

生地から縫製、シルエットに至るまで、細部まで拘り作られている1stタイプのデニムジャケットです。

Prologue

この“後世にバトン”というキーワードは、私も40を過ぎたあたりからより強く意識するようになり、言葉に発する事が増えた様な気がします。

このスペシャルなプロダクトを再現あせて頂く事により、Vintageを後世に繋ぐ。

ジーンズを作る技術を後世に繋ぐ。

この二つの夢に、少しでも近づけられればと思っております。

TCB jeans カタログ抜粋

Sewing & Details

大戦期のビンテージ。

襟：地の目方向に縦落ち感が見られます。

TCB jeans カタログ抜粋

20'sに使っているボタンは、501で言う所のボタンフライに使われる小さいボタンが採用されています。

それ以降は現在と同じ大きさのボタン。

大戦期は月桂樹のドーナツボタンになります。

TCB jeans カタログ抜粋

左から、20's、大戦期、大戦期以降のビンテージたちです。

プリーツを留めるスクエアステッチも、ボタンとの位置関係を年代でバラバラです。

（もちろん個体差は有ります。）

20'sはとても細い四角、大戦期は一気に大きくなり、大戦期以降はまた20'sの頃の小さく、細い形に戻ります。

ボタンとの位置関係も異なりますし、個体差はあれど、このディティール一つ見ても面白い所です。

TCB jeans カタログ抜粋

ポケットを付けるのはどの年代も二本針ミシンを使っていると思われるのですが、20'sは角を止まらずに回るため内側の起動が無理矢理になっています。

でも、このステッチの乱れがこの年代の魅力ではありますね。

TCBでも、右下のコーナー部分の外側のステッチは少しだけ縫い糸が下側にはみ出してます。

TCB jeans カタログ抜粋

フラップも面白く、20'sは丸く、それ以降となると角が出ます。

縫い方も20'sの頃は1本針で縫われています。

大戦期以降になると、二本針でポケットとフラップの糸を切らずに一気に縫製されますが、この頃はフラップとポケット縫いで別工程ですね。

こんなところからも、年代が浅くなるにつれて縫製工程がどんどん合理化されていく様が見て取れます。

写真に収めていませんが、20'sのフラップ裏は、表と同じ生地。

30's以降のフラップ裏はライトオンスになります。

30'sから50'sくらいのフラップは、表地と裏地の縮率の違いから、フラップが反り返っている個体が多いですが、こちらは綺麗なままですね。

TCB jeans カタログ抜粋 

 Lilyバックル仕様です。

こちらも錆が出てこれば、ビンテージ同様、経年変化も楽しめます。

TCB jeans カタログ抜粋

上から、20's、大戦期以降、大戦期の506XXのビンテージ。

シンチ部分の形状や縫い方も少しずつ違います。

この三角形の縫製箇所の大きさや、形、その裏側の構造も、ビンテージと同様の仕上げを行っています。

TCB jeans カタログ抜粋

Cut & Silhouette

サイズ34から38は背中の継ぎは無し。

サイズ40以上は、俗にいうT-Back仕様となります。

カフスは内側・シンチバック付きのバックスタイルもあり、ワーク感が漂います。

TCB jeans カタログ抜粋

Fabric

TCB 井上が、米綿の種類から指定して作った別注生地。

経糸も撚り別注を掛けたので、綿の時点でTCB8Bという品番がついています。

通常、耳部分は糸10本分くらいの幅ですが、このTCB001生地は18本使いの太い白耳です。

経、緯共にメンフィス綿、100% タテヨコ8番の12.5ozのTCB特注生地となります。

機屋さんでは、どの生地を今織っているのかの判別のため、生地自体のメモが各織り機に貼ってあります。

こういった古い力織機では、丸一日稼働させて、50m巻き1反（ジーンズ16本程度）くらいの量しか織れません。

古い機械なので、そもそも機嫌よく1日動いてくれない日も多いそうです。

ガシャンガシャンとけたたましい音を鳴らしながら少しずつ織られていく様を見ると、いつも嬉しい気持ちになります。

TCB jeans カタログ抜粋

袖口

1stと2ndでカフスボタンの位置が変わります。

ヴィンテージを踏襲した作りです。

細かい所まで拘られています。

ボタンとバックルは鉄製になります。

鉄製ですのでお届け時から錆びている場合がございます。

製品の特性となりますのでご了承ください。

ミミ

フロントのプリーツ部分はミミを使用しています。

ヴィンテージを踏襲した作りです。

革パッチ

レザーは山羊革です。

カントリーCATのラベルが付きます。

良い雰囲気です。

身長 174cm　体重 58kg

着用サイズ 38

身長 180cm　体重 90kg

着用サイズ 48

身長 167cm　体重 62kg

着用サイズ 40

スタッフの着用サイズ

キュリアススタッフ の TCB Jeans 着用サイズ一覧です。

商品ページでは大きめのサイズを選んで着用している画像もありますが、

下の表は着用モデルのジャストサイズを記載しています。

モデルは少し緩めのサイズ感が好みで、私物で購入する場合はジャストサイズよりもワンサイズ上を選ぶことが多いです。

（ジャストサイズで着た方が雰囲気が良いと思った商品はジャストサイズを購入しています。）

サイズ選びの参考にしてみてください。

キュリアススタッフ 167cm 62kg

サイズに関して

Vintage Jacket

今回の新商品である20's Jacketは、今まで販売をしておりましたNew 30's Jacketの後継品番となりますので、同生地でのセットアップで着用の場合は20's Jeansがお勧めです。

今秋から履き込むデニムを探していたという方はぜひご検討ください。

TCB jeans カタログ抜粋

サイズの測り方はこちら。